川路津島神社の祭礼に奉納する祇園囃子が始まってのは、江戸時代中期(宝暦10年)と言われています。各地区の住民が屋台を曳いてお囃子を奏でていました。水難に苦しむ住民の願いから始まり、現在は無病息災を含むすべての厄除けを祈願する祭りとなっています。
平成30年は、祇園囃子が始まってから約260年となり、川路各地区が一緒になって行う統一祇園まつりとなりました。お囃子は各地区によって少しずつ違いがあり、地区毎の伝統芸能として伝承されていました。また、地区毎の特色のある屋台披露の場でもあり、屋台を見て回ることもできる楽しい祭りでした。
合同での祭りは、近年では2回だけであり、通常は各地区毎に毎年7月に行われます。
二区寿祇園囃子 三区英祇園囃子 四区旭祇園囃子 五区甲子祇園囃子
六区古城祇園祭 七区相生龍神の舞 八区千登勢獅子舞
英祇園囃子練習用動画 英祇園囃子の楽譜等
寿祇園囃子
英祇園囃子
英(三区)祇園囃子は、集会所で囃子の演奏と女性部の踊りを行い、地区内を曳航します。
囃子の演目は 「出」「宮神楽」「松風」「はなま」「三好」「正札」 となっており、「出」は集会所を出発するときに1回行い、続いて「宮神楽」を1回演奏し、踊りを行い出発します。
英祇園囃子練習用動画
英祇園囃子の楽譜等
川路祇園囃子は地区によって少し異なります。ここでは三区の英祇園囃子を練習するための楽譜等を掲載します。昔は見よう見まねで練習していましたが、若い世代への継承が難しいため強引に五線譜の楽譜を作成し、そこへ数字譜を追加しました。囃子には掛声が入るため音符の合間に多少の長短はありますが、太鼓等に合わせて吹いていきます。
旭祇園囃子
甲子祇園囃子
古城 祇園祭
相生 龍神の舞
千登勢 獅子舞